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「え? マケインって誰のこと?」クラスの背景である俺――温水和彦は、あるとき人気女子・八奈見杏菜が男子に振られるのを目撃する。「私をお嫁さんにするって言ったのに、ひどくないかな?」「それ、いくつの頃の話?」「4、5歳だけど」それはノーカンだろ。これをきっかけに、陸上部の焼塩檸檬、文芸部の小鞠知花など、負け感あふれる女子たちが現れて――?「温水君。女の子は2種類に分けられるの。幼馴染か、泥棒猫か」「なるほど、大胆な分類だ」負けてこそ輝く彼女たちに、幸いあれ。負けヒロイン――マケインたちに絡まれる謎の青春が、ここに幕を開ける!※「ガ報」付き!※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
836円(税込み)
口コミ情報
アニメから入ったけどより細かい描写が描かれていてとても読みやすかった。
アニメ化すると知って読んだ。主人公がメインヒロインと結ばれる光り輝くハッピーエンド。時を同じくして、その影には負けヒロインが生まれる──そんな負けヒロインに焦点をあてた作品。序盤から展開されるメイン負けヒロイン(!?)である八奈見の清々しい負けっぷりには思わず感情移入してしまう。テーマがシャープなだけでなく、負けヒロインにも”その後”があるという話には、面白くも身につまされる根強さがあった。最後まで読んでよかったと思えた。
いみぎむる先生イラストで7月からアニメ放送ということで読んでみた。タイトルの意味がよくわからなかったが、なるほどこれは「負けヒロインが多すぎる!」だなと納得。読み始めはよくある無気力・無自覚系主人公かと思ったが、反して割と察しがいいでないか。気も利くし。しかし、どのヒロインも見事にあっさり負けてて面白い。そこへ少しずつぬっくんがフラグを立てていってるのも良い。ラストの八奈ちゃん袴田との事件後の告白(笑)シーンからの締めは最高に爽やかでよかった。こんなに読後感スッキリで次巻が気になった作品は久々だった。
パッケージと中身が唖然とするほど異なる、というのはどんな商品を買っても起こり得る事なんだけど表紙イラストをはじめ「パッケージで売る」を旨とするライトノベルでは「詐欺じゃねーか」と言われる事を恐れているのかパッケージと中身のズレというのはそれほど目立たないと思う。が、たまに表紙やタイトルが醸し出す雰囲気と中身がズレていて「ややや?」となる作品が無い訳では無い。今年のガガガ文庫新人賞を受賞した本作、手に取る際にはタイトルに踊る「負けヒロイン」というフレーズに「ラノベキャラの『記号性』を逆手に取ったメタコメディか?」と思って手に取ったのだが、見事にスカされた一冊であった事だけは予め申し上げておく。物語の方は高校生の少年・温水和彦が知り合いの寄り付かなさそうなファミレスで買ったばかりのライトノベルを読み耽ろうとしている場面から始まる。誰も見ていないと安堵していた和彦の耳を貫いたのはクラスメイトで美少女として有名な八奈見杏菜とやはりクラスメイトでイケメンとして知られる袴田草介の賑やかな会話。同じクラスメイトの転校生・姫宮華蓮がイギリスへ去ろうとするのに諦めているような草介に「追い掛けなくてどうするの」とけし掛けつつも自分自身草介に想いを抱いていたと明かす杏菜だったが最後は草介に華蓮を追わせる事に。とんでもない場面に遭遇した事に戸惑う和彦だったが、運悪く杏菜に見付かってしまう羽目に。「誰にも言わないで」と言い残して去ろうとした杏菜だったがレジ前でオロオロしているのを和彦は目撃してしまう。失恋の痛手を晴らすかの様に食いまくった事でお金が足りなくなったらしい杏菜に金を貸す事になった和彦だったが結局杏菜とはその後もファミレスに滞在してバカスカ食い続ける杏菜から草介との幼い頃に結婚を誓われたなどと惚気を聞かされる羽目に。八奈見の残念ぶりに和彦は気付き始める「こいつは『負けヒロイン』だ」と。翌日学校で出会った杏菜は草介と華蓮が楽しく語らっているのを前にまるで吹っ切れていない様子を露骨に見せるが、見兼ねた和彦は「先生に呼ばれている」と杏菜をその場から引き剥がす事に。昼休みになって金を返してもらおうと外階段で一人弁当を開く杏菜の元に向かった和彦は「お金の代わりに弁当で返す」という奇妙な提案を受け、それを切っ掛けに杏菜と関わり続ける事になるが……本作はラブコメには違いない。違いないのだけど……コンセプトが恐ろしく独特。上にも書いた様に最初はキャラの記号性を元に「負けヒロイン」という属性を描くメタなタイプのコメディと踏んでいたのだが、その予想はおよそ大ハズレ。フタを開けてみれば、そこにあったのは「土俵にすら上がれないまま恋の終わりを迎えるヒロイン」を第三者視点で描くという奇怪極まる変化球だったのである。本作を構成から紹介させて貰えばメインの部分は3章からなる連作短編形式。それぞれの章で上で紹介させて貰ったやたら大食いな幼馴染系ヒロイン・八奈見杏菜をはじめ、スポーツ馬鹿の褐色系脳筋陸上部員・焼塩檸檬、文芸部の下級生&腐女子属性持ちな小鞠知花という三人の女子高生を主人公に据えて彼女たちが想いを打ち明ける前に終わってしまう(あるいは終わっていた)恋の模様が描かれるのである。彼女たちを「主人公」と紹介させて貰ったが、本作はあくまで和彦の視点で語られている。それでもなおヒロインズを「主人公」と称するのは和彦があくまで傍観者的立ち位置を崩さない所にある。作中で描かれる恋模様に対し和彦は何も手出しが出来ないし各章のヒロインが意中の相手にフラれるという運命を覆す事も出来ない。和彦はただその様子を読者に伝える為に視点を貸す……いわば「狂言回し」のポジションを一歩も出ないのである。だが、この距離感が失恋という独り相撲を描く上ですこぶる塩梅が良かった。失恋というとひどく重たい感じがするし、実際に描こうと思えばどれだけでも重たく描けるのだけど和彦という第三者の視点を通す事でその当事者にしてみれば間違いなく悲劇的な出来事をどこかユーモラスに「喜劇的」にも見える形で描く事に成功している。ただ、喜劇に振りすぎても些かバランスが悪いと作者も考えたのか第二のユニークさがここで登場する。三人のヒロインが第三者である和彦と関わる場面と恋に破れる場面での描き分けが極端なまで強調されていたのに驚いた。和彦の前では大食いだったり脳筋だったり腐女子だったりと喜劇性と記号性の強いカリカチュアライズされたキャラクターとして描かれていた彼女たちが失恋を前にすると突然リアリズムを強調した等身大の高校生として描かれるのである。リアリズムとナンセンスの使い分けという点で本作はどこか半世紀ほど前にみなもと太郎が発表した「ホモホモセブン」を思わせる部分がある。ギャグマンガと劇画のタッチを場面によって使い分けるこの作品は当時の漫画界に大きな衝撃を与えたのだけれども、本作におけるヒロインの場面ごとの描き分けはこれに通じる物を感じさせた。もっと大きなことを言えば喜劇王チャップリンが「このリアリズムとデフォルメの使い分けは西洋劇には無い物だ」と称賛した歌舞伎に通じる物があるかも知れない。狂言回し的主人公視点を駆使した「重さ」のコントロール、ヒロイン描写におけるリアリズムとナンセンスの使い分け。この二点のユニークさを経験出来ただけでも本作を読んだ価値は十二分にあったと思わされた。かなり独特のコンセプトではあるので読者によって好き嫌いはかなり明確に分かれると思うが個人的には大いに「あり」だと思わされた次第。ただ、コンセプトの独特さは賞賛する一方で新人らしいアラが見えたのも事実。第一章=杏菜の物語が始まると同時に他の二編で主役を張る檸檬や知花も登場するのだけど正直、これという役割をストーリーの進行上で果たす訳では無いのでこの登場人物の出し方には首を傾げた。八奈見の恋に直接関わる草介や華蓮といった登場人物も出てくるので「どのキャラを覚えておけばスムーズに話を読み進められるのか?」と迷わされるのは読者のストレスに通じる、ここはもう少し配慮が欲しかった。同様にキャラの出し方になるのだけれども、思わせぶりに登場したギャル風の生徒会長や、兄の「ぼっち」を心配する過保護な妹、この辺りは作中で無視できない存在感を放ったにも関わらずストーリーの進行に終始関わらなかった事を思えば次巻以降で登場させても良かった様に思うのだが……斯様にブラッシュアップするべきポイントは残っているので満点とはいかない。だが、それを補って余りある作者の独創性はこれ以上なく堪能させて頂いた。視点の使い方、リアリズムのコントロールという過去の作品ではあまり見られなかった手法でラブコメの新境地を拓く可能性が本作には感じられるし、合う合わないはあるにしても「ラブコメ系ライトノベルはまだまだ拓くべき余地があるのだ」と実感させられる物がある事は保証させて頂く。最近食指の動く新作・新人作家に巡り合えず寂しい想いを抱えていたのだがまさに「玉(ギョク)が出た!」と思わず叫びたくなる、そんな才能に触れさせてくれた一冊だった。
読むの3周目です。アニメ化が決定したので今更レビューします。この作品めちゃくちゃ密度が濃くて面白いです。感覚的なことで申し訳ないのですが、一巻で二巻分読んでる気がするくらい長いのですが実際のページ数が多いわけでも内容が退屈なわけでもありません。テンポは良く、掛け合いや心理描写も面白いのに幾つかのキャラのストーリーが進んでいるので3巻分のストーリーを読んだような満足感があります。しっかりした物語があるうえにキャラの愛嬌が凄いです。特に表紙になっているメインヒロインの八奈見が気持ちの良い性格+食いしん坊キャラという愛くるしさが爆発しているのに今後6巻を通してしっかり出番があるのが素晴らしいです。1巻だけでも綺麗な完結をしているので、お試しで1冊買ってみて面白かったら6巻までまとめ書いしていいと思います。
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